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《「コンテンポラリーダンスのためのメソッドワークショップシリーズ vol.4
市田京美+トーマス・デュシャトレ ダンスワークショップ with Sound」》 レポート

3月2日(金)より三日間に渡り、市田京美+トーマス・デュシャトレダンスワークショップが開催されました。
コンテンポラリーダンスのためのメソッドワークショップシリーズ vol.4となる今回は、市田さん、トーマスさんの他、音楽家のJean Paul Bredif(ジャン=ポール・ブレディフ)さんも加わり、生演奏でワークショップを牽引するとても贅沢な内容となりました。

 

ワークショップでは、前半にピナ・バウシュの恩師でもあるクルト・ヨーステクニックについて学びました。
型から入るのではなく身体の中から動きが生まれることを意識し、常に空間を感じながら自己の存在を知るという考えのもと、市田さん、トーマスさんによる指導のもと、シンプルな動きから、その動きを踏まえての応用した動きを実践します。歩くという動作一つでも、市田さん、トーマスさんの動きはとても優雅で、見入ってしまいます。
シンプルな動きだからこそ、その動作が起こる身体を意識することに繋がっていきます。

 

 

クラスの後半では、ピナ・バウシュ作品の中からの振り写し。
日常のジェスチャーやアメリカン・インディアンのボディランゲージを取り入れたシンプルな動きを実践していきました。
講師の指導により様々な動きを実践し、繰り返しながらその動作を身体で習得していきます。
ジャン=ポール・ブレディフさんのリズミカルな演奏に合わせて、リハーサル室を行き来する参加者の皆さんは、生き生きとしていて楽しそうです。

 

 

身体を動かすことを知ることは、身体を動かす楽しさをダイレクトに実感することができます。
このメソッドワークショップシリーズでは、クルト・ヨースやピナ・バウシュなどが用いたコンテンポラリーダンスのためのメソッドを習得することによって、身体を動かすための動機を見つめ直し、それぞれの創作に生かしてもらうことを目的としています。
次回のワークショップについては、決まり次第告知いたします。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

(広報担当)

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