News 更新情報
2022.10.12 劇評「StarMachineProject」劇評(文/高嶋慈)を公開しました。 |
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2022.10.12 劇評「StarMachineProject」劇評(文/野村有志)を公開しました。 |
2022.10.12 劇評「StarMachineProject」劇評(文/はが みちこ)を公開しました。 |
2022.10.10 かのうとおっさん「恐怖!ときめきの館」劇評(文/ 岩淵拓郎)を公開しました。 |
2022.8.19 かのうとおっさん「恐怖!ときめきの館」劇評(文/筒井潤)を公開しました。 |
2022.8.12 かのうとおっさん「恐怖!ときめきの館」劇評(文/田中真治)を公開しました。 |
2022.8.12 劇団不労社「BLOW&JOB」劇評(文/ミルクマン斉藤)を公開しました。 |
Information 開催概要
KAVC FLAG COMPANY 2021-2022の延期公演日程
劇団不労社「BLOW&JOB」
公演日程:2022年6月3日(金)~5日(日)
会場:KAVCホール
作・演出:西田悠哉
出演:荷車ケンシロウ、むらたちあき、永淵大河(以上、劇団不労社)
河上由佳(満月動物園)、多田剛志(劇団公演中止)、電電虫子(冷凍うさぎ)、平川裕作(イースター企画)、松田義顕(劇団公演中止)、森岡拓磨(冷凍うさぎ)吉田凪許(コトリ会議)
かのうとおっさん「恐怖!ときめきの館」
公演日程:2022年7月8日(金)~10日(日)
会場:KAVCシアター
原案:かのうとおっさん
作・演出:嘉納みなこ
出演:うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)、安部洋花、桐山泰典(やみいち行動/中野劇団)、小池裕之(空晴)、是常祐美(シバイシマイ)、ののあざみ(yum yum cheese!)、嘉納みなこ(かのうとおっさん)
StarMachineProject「定位」
公演日程:2022年9月1日(木)~3日(土)
会場:KAVCシアター
作・演出:赤星マサノリ
参加メンバー:赤星マサノリ(StarMachineProject/sunday)、
岩城典子、植田昇明(kasane)、久保田健二(株式会社 闇)、公文名創、サカイヒロト(WI’RE)、坂口修一、坂下丈太郎、佐藤武紀、澤田誠、柴田頼克(かすがい創造庫)、髙安美帆(エイチエムピー・シアターカンパニー)、武内美津子、年清由香(sunday)、中村るみ、細川慶太良、真木丸槇(sunday)、Mya、安元美帆子(sunday)、山口良太(slowcamp)、吉光清隆(PLAYSPACE)、若旦那家康(コトリ会議/ROPAMAN(43.5))

KAVC FLAG COMPANYは舞台芸術分野における神戸アートビレッジセンター(KAVC)の年間プログラムとして、2019年より始まった舞台芸術セレクションです。アーティストと劇場が協働して多様な舞台表現を生む“創る劇場”を目指し、その基盤をつくるべく本企画が始動しました。
3年目となる今回は、コロナ禍の状況の中で今劇場が出来ることを劇団と共に考え、多様な舞台表現の魅力を伝えるべく今年も開催いたします。
ウォーリー木下セレクションによる、個性派揃いのKAVC FLAG COMPANY 2021-2022 を是非お楽しみください。
KAVC FLAG COMPANY 2021 - 2022 参加団体
プログラムディレクター ごあいさつ
KFCもこれで3年目になりました。
去年から今年にかけて、僕たちは生まれて初めての経験をたくさんしました。
その中でもこの3つは特に驚くことでした。
集まってはいけない。移動してはいけない。喋ってはいけない。
今までの価値観とはまったく逆のことでしたから。
僕ら演劇人もまたその中でどうしたら集まらないで移動しないで喋らないで演劇をすることができるのかを考え続けてきました。時にその行為は自己否定に繋がることもありました。
でもその中で、粛々と今までの価値観と新しい価値観とを入れ替え時に混ぜ合わせながら作ってきた劇団や集団もたくさんあります。
2021年度のKFCは、演劇というものが生み出せる多種多様な価値観を楽しんでもらえたら嬉しいです。ある意味外側はバラバラなセレクトですが、演劇だからできることにきちんと取り組んでいる5組を選びました。そしてそのことによって、オリジナリティがとても明瞭に発揮されている団体ばかりです。つまりはとても個性的な団体に集まってもらいました。
関西の、神戸まで、新しい演劇を見に来てください。お待ちしています。
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- 神戸アートビレッジセンター / 舞台芸術プログラム・ディレクター
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プログラムディレクター ごあいさつ
KFCもこれで3年目になりました。
去年から今年にかけて、僕たちは生まれて初めての経験をたくさんしました。
その中でもこの3つは特に驚くことでした。
集まってはいけない。移動してはいけない。喋ってはいけない。
今までの価値観とはまったく逆のことでしたから。
僕ら演劇人もまたその中でどうしたら集まらないで移動しないで喋らないで演劇をすることができるのかを考え続けてきました。時にその行為は自己否定に繋がることもありました。
でもその中で、粛々と今までの価値観と新しい価値観とを入れ替え時に混ぜ合わせながら作ってきた劇団や集団もたくさんあります。
2021年度のKFCは、演劇というものが生み出せる多種多様な価値観を楽しんでもらえたら嬉しいです。ある意味外側はバラバラなセレクトですが、演劇だからできることにきちんと取り組んでいる5組を選びました。そしてそのことによって、オリジナリティがとても明瞭に発揮されている団体ばかりです。つまりはとても個性的な団体に集まってもらいました。
関西の、神戸まで、新しい演劇を見に来てください。お待ちしています。




日程 |
2021年10月〜2022年3月 |
会場 |
すべて 神戸アートビレッジセンターKAVCホール |
料金 |
観劇パスポート4劇団 8,000円(税込) |
参加団体 |
01.安住の地 02.小骨座 03.StarMachineProject 04.劇団不労社 05.かのうとおっさん |
かぶっクラブ入会金 1,000円(税込)
個別チケット劇団ごとに設定
※詳しくは各劇団の公演詳細ページをご確認ください。順次更新。
04.劇団不労社
Company 参加劇団

安住の地
『 ¡play! 』
2021年10月7日(木)〜11日(月)
【公演中止】
作・演出:岡本昌也・私道かぴ
出演:中村彩乃、森脇康貴、日下七海、にさわまほ、山下裕英、雛野あき、吟醸ともよ、沢栁優大、武田暢輝、御厨亮、タナカ・G・ツヨシ
代替企画として、下記の通り10/10(日)に「OPENING GAME」を開催いたします。
『“OPENING GAME”』
日時:2021年10月10日(日)15:00
安住の地です。感染状況によるもので仕方ないとはいえ、昨年に引き続き二度もこのKAVC FLAG COMPANYでの上演を断念するという結果になってしまい、大変残念に思っています。
しかし今回、その代わりと言っては何ですが、ウォーリーさんと劇場の方々にお声がけいただき、KAVC FLAG COMPANY 2021-2022を更に楽しんでいただけるような企画を行うことになりました!神戸で皆さんとお会いする日を心の底から待ち望んでいたので、喜びもひとしおです。
上演予定だった「¡Play!」の雰囲気を感じていただけるような安住の地の単独企画と、他の劇団の方々にも参加していただくトーク企画の二部制を予定しております。
秋も深まる中、関西のおもしろい演劇にふれていただくきっかけになれば嬉しいです。ぜひお待ちしております。
新世代の演劇と注目されつつも、関西ではいまいち定着していない「ポストドラマ演劇」だけど、その成功に最も近い若手劇団だろう。作風の異なる作家2人体制というスタイルと、野生と洗練のバランスが絶妙なビジュアルセンスを武器に、おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルポップワールドから、モノトーンの禁欲的な舞台まで、多様な演劇に挑戦し続けている。でもそれは、自分たちにとっての“安住の地”となる方法論を、探すための冒険にも映るのだ。今のうちしか見られないかもしれない、刺激的なジュブナイルを体験しておきたい。
日々の生活に、小さいけれど確かに痛い “骨”を突き刺す三人組。
魚の小骨は、用心して食べてる時には引っかからない。ただ美味しく食してる 時に限って、突然ノドの奥で存在を主張してくる。人間の孤独感や欠落感も同 じだ。それを強く意識している時よりも、平穏と思った日常の中で、ふと「あ、 私もしかして孤独?「」これが欠けているかも」と引っかかった時の方が、深いダ メージを食らうのだ。そんな風に、油断した日常にバシッとパンチを食らわせて くる世界。気をつけろ。奴らは小さいようで、結構な骨太だ。

劇団不労社
『BLOW & JOB』
2022年6月3日(金)~6月5日(日)
作・演出:西田悠哉
出演:荷車ケンシロウ、むらたちあき(以上、劇団不労社)、河上由佳(満月動物園)、電電虫子(冷凍うさぎ)、平川裕作(イースター企画)、吉田凪詐(聖なる犬殺し)、ほか
※劇団不労社『BLOW & JOB』は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い公演延期を決定いたしました。
延期の日程に関しては決定次第HPにてお知らせいたします。
笑いと怖さの両刀で攻める、グロテスクな社会の鏡。
公共電波での取り扱いは難しい、ラディカルな題材や描写を取り上げやすいの が、舞台芸術の一つの特権。しかし昨今は「コンプライアンス」なんて言葉が横 行し、すっかり演劇も大人しくなったもんだ......と嘆いてた所に、怖いもの知ら ずな集団が久方ぶりに登場した。過激な差別ネタも暴力描写も遠慮なし。観て いて何ともザワザワするのは、決して悪趣味だからではなく「でも社会って、本 当はこんなもんでしょう?」と、鏡を突きつけられる気分となるからだ。笑いなが ら現実のグロテスクさを直視する、その覚悟がある者は不労社の門をくぐれ!

かのうとおっさん
『恐怖!ときめきの館』
2022年7月8日(金)~10日(日)
作・演出:嘉納みなこ (原案:かのうとおっさん)
出演:嘉納みなこ、安部洋花、桐山泰典、小池裕之、是常祐美、ののあざみ、ほか
延期日程が決定いたしました。
観客にも演じ手にも20年愛された、38度のお風呂のような笑い。
熱いお湯でシャキッとする風呂もいいけど、人間が一番心地いいのは、38度ぐらいのぬるま湯に、ゆっくり入ってる時じゃないだろうか。「かのうとおっさん」のコメディは、人間の煩悩や愚かさをベースにしつつも、その闇や汚濁を突きつけるのではなく「いやー、人間っておかしいよね~」と、一緒に笑い合うような気安さがある。20年に渡って、観客だけでなく、ゲスト出演する俳優たちをも虜にしてきた適温の世界に、ぽよーんと浸りに行こう。
延期の日程に関しては決定次第HPにてお知らせいたします。
役者目線で作り出す、ヒューマニティあふれる映像×俳優の融合。
生の演技と映像を組み合わせた舞台の中には、最新技術の誇示が目的のようなものもある。しかしStarMachineProjectは、懐かしさや人とのつながりなどの人間味の方が、心にジンワリと残る。それは主宰の赤星マサノリ自身が、長年関西演劇界の一線で活躍する俳優で、どんなに高度な技術を取り入れても「結局舞台を作るのは、人間の身体である」という所から、決して揺らぐことがないからだろう。テクノロジーとヒューマニティの、幸せな融合がここにはある。
Passport・Club お得なチケット情報

最初にご購入いただくと、KAVC FLAG COMPANYのラインナップをその後のチケット購入の必要なく、ご観劇いただけます。 なお新型コロナウイルスの影響により、公演が行えなかった場合には、ご購入いただいた観劇パスの1/4の金額が該当の劇団へ支払われます。全劇団を観たい人や劇団を応援したい人におすすめです! (※該当する場合返金は致しませんのでご了承ください)※観劇パスに「安住の地」公演は含まれません。
お電話・予約フォーム・KAVC窓口でお申し込みを受付いたします。

神戸アートビレッジセンターの会員制度「かぶっクラブ」ご入会いただくと、KAVC FLAG COMPANYのラインナップ公演を、一般前売チケット料金から500円引きでご観劇いただけます。また特典として、有効期間内は会員料金で対象の催しへの参加や映画をご鑑賞いただけます。 観れば観るほどお得なので、何回も観たい人におすすめです!
観劇パス・かぶっクラブ共通の特典




発売日が決定しましたらHPでお知らせいたします。
ご不明な点などございましたら、神戸アートビレッジセンターまでお問い合わせください。
Workshop ワークショップ情報

KFC関連ワークショップ Vol.1 繁澤邦明(うんなま)
『ワンシーンをやってみて、コミュニケーションの本質を探る』
日時:12/18(土)15:00~17:00
会場:神戸アートビレッジセンター スタジオ3(定員:8名)
講師:繁澤邦明(うんなま代表)
参加費:一般 2,000円
FLAG COMPANY観劇パスお持ちの方・かぶっクラブ会員 1,500円
定員:8名

KFC関連ワークショップvol.2
野村有志(オパンポン創造社)「劇作イベント」
日時:1/29(土)16:00~18:00
会場:神戸アートビレッジセンター(KAVC)リハーサル室2
講師:野村有志(オパンポン創造社)
参加費:一般 2,000円
KAVC FLAG COMPANY 観劇パスお持ちの方/かぶっクラブ会員 1,500円
定員:7名 ※先着順

KFC関連ワークショップvol.3
合田団地(努力クラブ)「『間』にこだわってみましょう」
日時:2月12日(土)15:00~17:00
※受付開始は14:45〜
会場:神戸アートビレッジセンター(KAVC)リハーサル室2
講師:合田団地(努力クラブ)
参加費:一般 2,000円
KAVC FLAG COMPANY 観劇パスお持ちの方/かぶっクラブ会員 1,500円
定員:8名 ※先着順
Review 劇評

劇団不労社『BLOW & JOB』劇評
高嶋慈 「メタ演劇論×暴力論×監視論」 |
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ミルクマン斉藤 「劇団不労社「BLOW&JOB」はこうして始まる」 |

かのうとおっさん『恐怖!ときめきの館』
田中真治 「ときめきよ さようなら~40代なんか怖くない」 |
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筒井潤 「やんちゃな青春の拗らせ」 |
岩淵拓郎「40代のときめき、言ってみりゃ人生のマクガフィン」 |

StarMachineProject『定位』
高嶋慈「「定位」を揺さぶり続ける実験性と、マルチチャンネル・マルチタスクな身体の上演」 |
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野村有志「定位と匂い」 |
はが みちこ「過剰な演劇と忙しない客」 |