Cinema シネマ情報

イカリエ-XB1(デジタル・リマスター版)

上映期間
7.14(土) - 7.27(金)
上映スケジュール
7.14(土)、15(日)15:10、16(月・祝)10:45
7.18(水)〜20(金)15:10
7.21(土)〜27(金)12:55
※火曜休
料金
一般1700円、学生1400円、シニア1100円
監督
インドゥジヒ・ポラーク
出演
ズデニェク・シュチェパーネク、フランチシェク・スモリーク、ダナ・メドジツカー、イレナ・カチールコバー、ラドバン・ルカフスキー
上映分
88分
制作年 / 国
1963年/チェコスロヴァキア/配給:コピアポア・フィルム
公式サイトURL
http://ikarie-jp.com/

共産主義下のチェコでつくられた本格的SF映画にして、
その後のSF作品に多大な影響を与えた先駆的快作が初の劇場公開!

 

22世紀後半、生命探査の旅に出た宇宙船イカリエ-XB1は、アルファ・ケンタウリ系へと向かう途上で、漂流中の朽ちた宇宙船を発見する。
それはかつて地球から旅立った宇宙船だったが、船内にあるのは謎の死を遂げた乗組員たちの死体。
この難破船に積まれた核兵器の爆発により調査員たち数名を失うという悲劇の後、変わらず旅を続けるイカリエ-XB1。
だが謎のダーク・スターによって乗組員たちはみな眠りについてしまい……。

1963年にチェコで初めてつくられた本格的SF映画『イカリエ-XB1』は、密室の中で徐々に狂気に汚染されていく乗組員たちのサスペンスフルな人間ドラマと、近未来のユートピア的世界を独創的なスタイルで描き出し、そのオリジナリティ溢れる世界観は『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック、68)にもインスピレーションを与えたという逸話を持つ。
監督のポラークは、子ども向けの人気シリーズ映画を始め、特撮映像作品を多く手がけ、チェコでは著名な映画監督。
本作は、SF映画という独特の位置にありながらも、チェコ・ヌーヴェルヴァーグの潮流をたしかに感じさせる作品でもある。

また、1963年は、〈チェコ・ヌーヴェルヴァーグ〉が本格的に幕を開けた年でもあり、
脚本執筆には、『ひなぎく』(66)の脚本に協力したパヴェル・ユラーチェク、衣裳デザインには、『ひなぎく』『パーティーと招待客』(66)を手がけた《チェコ・ヌーヴェルヴァーグのミューズ》と呼ばれた重要人物エステル・クルンバホヴァー、音楽は、ヤン・シュヴァンクマイエルやカレル・ゼマンのアニメーション作品で知られるズデニェク・リシュカらが担当するなど、〈チェコ・ヌーヴェルヴァーグ〉の重要人物たちが多数参加している。

*本作のレストアは2016年、プラハの国立フィルム・アーカイヴの監修のもと、ブダペストのハンガリアン・フィルムラボにて行われた。88分の本編は4Kにてレストア、音もオリジナルのモノラル音声を修復した。なお、レストアにおいては「作品を改善する」という行為は一切行っておらず、オリジナルネガに忠実に、そこに存在するものはすべて残す、という方針で行われた。また、エンドクレジットがないのは、60年代のチェコ映画ではクレジットを映画の冒頭に配するという常識があり、本作もそれに則ったためである。
©National Film Archive

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