Cinema シネマ情報

チェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ

上映期間
3.10(土) - 3.23(金)
料金
調整中
監督
ヤン・ニェメツ、ヴェラ・ヒティロヴァー
上映分
「パーティーと招待客」70分、「愛の殉教者たち」73分、「ひなぎく」75分
制作年 / 国
全て1966年/チェコ
公式サイトURL
https://cs2017.jimdo.com/

1968年”プラハの春”で花開いたエネルギーと8月の戦車侵攻”チェコ事件”
自由を求め映画の可能性を信じ続けた映画人たち

チェコスロヴァキアでは、1968年にプラハの春と呼ばれる自由を求める民主化運動が最大の盛り上がりをみせますが、ソ連の介入・市街地への戦車の侵攻というチェコ事件によって押し潰されます。
本映画祭では、自由と抵抗をテーマにし、黄金の60年代と呼ばれたチェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグの作品群を紹介します。
政府に批判的な作品と判断されてニェメツ監督が逮捕され国内での上映が禁止された「パーティーと招待客」、日本初公開となる「愛の殉教者たち」。そして、プラハの春の象徴ともいうべきヴェラ・ヒティロヴァー監督の「ひなぎく」の3作を上映します。
映画祭を通して、チェコスロヴァキア映画の革新性、豊かさをぜひご体験ください。

上映作品:
「パーティーと招待客」(1966年)
ピクニックにやってきた7人の男女が野外パーティーに招待される。主人は養子を迎え、若いカップルの結婚式と、自分の誕生日を同時に祝う。養子となる男は理不尽な要求をし、それに逆らって暴力を受ける者、加担する者、無言で逆らう者、同化していく者など、夫婦や友人の間に亀裂が生まれ、全体主義の不条理が描かれる。

「ひなぎく」(1966年)
マリエ1とマリエ2は、姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後、笑いながら逃げ出す。「可愛さ」はあらゆる自由の免罪符になるのか? 1989年までの社会主義時代、すべての映画が国家予算で作られていたため、国会で予算の無駄遣いと批難されるが、国民からも国外からも強い支持を受けた。ヌーヴェルヴァーグの金字塔。

「愛の殉教者たち」(1966年)
台詞を極力排除し、全編音楽と効果音と移動し続ける運動感に満ちた映像で、三つの愛の物語を描く。
第1章 「操作責任者の誘惑」
髭の男の合図で夜に向かう人々の喧騒が始まり街のノイズと共にジャズが流れる。
仕事を終えたオペレーターの男はジャズが流れる街に向かう。女達は彼に意味ありげに笑いかけ、知り合った男女の酒の相手をし、夜が更ける。
やがて朝の喧騒が訪れると…。
第2章 「ナスチェンカの夢」
ある屋敷の召使いナスチェンカは、6人の従者に取り巻かれた美しい歌声の歌手に憧れる。
手の届かない相手と知り、失意の彼女に、怪しげな軍医が声をかけて連れ去るが…。
第3章 「孤児のルドルフの冒険」
ルドルフという名の男がある家に入り込むと、庭で優雅にシャンパンを飲む家族がいる。
彼らは口々に男のことをヤクプと呼び、家の中に招き入れる。彼が孤児だと知ると更に歓待してくれるが…。

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