Cinema シネマ情報

動いている庭

上映期間
2.10(土) - 2.23(金)
監督
澤崎 賢一
出演
ジル・クレマン、山内 朋樹、エマニュエル・マレス
上映分
85分
制作年 / 国
2016年/日本・フランス/配給:ボタニカルスタジオ
公式サイトURL
http://garden-in-movement.com/

フランスを代表する庭師ジル・クレマンが提唱した「動いている庭」。
「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」という言葉にそって
クレマンと彼の庭が語りかけるものを切りとった民族誌的ドキュメンタリー

この惑星は、庭とみなすことができる― パリで行われた展覧会「惑星という庭」で30万人を魅了したフランスの庭師ジル・クレマン。彼は、パリのアンドレ・シトロエン公園の庭やケ・ブランリー美術館の庭をつくったことで知られ、同時に、その背景にある思想が注目を浴びてきた。
「動いている庭」、クレマンの自宅の庭には、その原型がある。クルーズ川に面した広大な庭の中を歩きながら、彼は「谷の庭」や「野原」と名付けられた場所を案内する。多様性に富んだ庭もさることながら、自ら建てた家に太陽光発電を設置し無駄に電気を使用しないことや、自宅の畑で採れた野菜で食事をすることなど、彼の生き方から私たちが学ぶことは多いだろう。すべては、この場所から始まったのである。

できるだけあわせて、なるべく逆らわない― これは、クレマンの庭師としての基本的な態度である。この言葉にそってつくられた本作は、日本各地を訪問するクレマンと、彼の自宅の庭をロングショットで記録した民族誌的な映像である。クレマンの行為を長回しで撮影する中で、撮影者がカメラになり、そしてそれを通して撮影者は被写体と呼吸リズムを同調させる、呼応するようにクレマンも何か新しい輝きを持った存在になるだろう。

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