劇団ヴァダー
ロシア語で水を表す「VADA」と言う名の演劇集団。器に合わせて形を変える水の如く、自由自在なイメージをテーマごとに構築。役者、スタッフ全員が劇団員とは別の多忙な素顔を持つ。ノーギャラでもお釣りが来る時間を求め、集う大人たちの巣。太っ腹なスポンサーを随時熱烈募集中。
劇団ヴァダー/ 演出家・脚本家・俳優
ハマヤ アキコさん
兵庫県芦屋市 出身 大阪芸術大学芸術学部舞台芸術学科卒業後、役者として様々な劇団で活躍。1996 年、周到な準備のもと、地元・神戸市灘区にて劇団ヴァダーを旗揚げする。代表として旗上げから現在に到るまで、全公演をプロデュースする。
生の舞台の魅力は、やり直しがきかない緊張感。
そして、会場と舞台が一体になる瞬間です。
役者の汗がほとばしり、足が震えているのが客席から見えたりする。逆に役者の側からも、お客さんが息をのむ音がきこえ、ほっとため息をつく瞬間を感じる。
鼓動を分かち合うような、この生の舞台の楽しみが本当に味わえるのは、客席200 人くらいまでだと思う、とハマヤさん。適度なキャパシティでありながら心地よい座席が整うKAVC は、神戸演劇界に於いて貴重だと語ってくれた。
現実に起こり得るぎりぎりのところで、夢を描きたい。
結婚、仕事、家族、友情など、身近な生活がヴァダー作品のテーマ。登場するのは、素朴で個性豊かな愛すべき人々である。重いテーマもテンポよく、笑いありダンスありのコメディタッチで描き、明るく楽しんで見ていただけるように。これが『劇団ヴァダー』の信条である。
俳優・脚本・演出を手がけるハマヤさんは、テレビ番組の制作を仕事とする父親を持ち、舞台やドラマの制作に身近にふれ憧れを感じて育った。芸大卒業後、役者として様々な劇団で活躍したのち、1996 年に『劇団ヴァダー』を旗揚げ。阪神・淡路大震災の翌年のことである。
震災を体験し「いつ死ぬか分からない。それなら自分の好きなこと、人を力づけることを精一杯やろう」と思ったことが、大きな後押しとなったという。
お客様に、おみやげを持って帰ってもらおう。
これが、いつも交わす団員との合い言葉である。“ おみやげ”とは小さな気づき、湧いてくる元気など、それぞれのものであっていい。とにかくお客さんに楽しんでもらえるか、明るい気持ちで帰ってもらえるか。問いかけながら、稽古をとおして何度も推敲を重ねていく。「身を削るような作業だが、納得できるものだけを舞台に上げたい」その一心で進む。「価値観の違う人間が、ひとつのことに向かう。その中ではじめて見えてくるものがあります」。
おばあちゃんになっても続けていたい。
「お子様の入場OKの回」が設けられているのも『劇団ヴァダー』の特徴のひとつ。
「はじめての観劇を親子で楽しめました!」「次回も必ず行きたい!」など、喜びの声が届く。また、視覚障害を持つ方にも楽しんでもらえるようにと、解説者が付き添うサービスを行う事も。舞台の魅力を身近に知ってもらうため、具体的なサポートを考えてトライしていくひたむきな姿勢が伺える。
ハマヤさんにとって劇団は「生きがい」。自分にも役者たちにも、またお客さんにとっても、いつまでもエネルギー源であり続けてほしい。多くの人に演劇の楽しみを伝え、神戸の小劇団界がますます盛り上がることを願いながら、ハマヤさんは走り続ける。
KAVCホールはこんな場所!
設備が整ったKAVC ホールは、
お芝居に集中していただける空間。
「いざ鎌倉!・・・じゃなかった、カブック!」これは私達が初めてKAVCホールで上演したときのキャッチフレーズ。そう、KAVC公演は劇団ヴァダーにとって、旗揚げ当初から7年越しの目標だったのです。
KAVCの魅力は、椅子と空調が心地よく整った環境で、お客様がお芝居に集中していただけること。足の不自由な方にエレベーターで移動してもらえるのも、頼れる点です。
今後のヴァダーの目標は、公演回数を増やすこと、そして全回満席にすること。
それから、希望としてはKAVC を中心に演劇祭など、神戸で頑張る小劇団にチャンスを与えてくれるような企画をたくさんしてほしいです。演劇を通して新開地という街がより一層栄える可能性を感じています。



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劇団HP:http://homepage2.nifty.com/vada/