上演作品について
この作品は、画家ポール・ゴーガンのタヒチ旅行記「ノア・ノア」をベースとしております。作品中では、何度かこの著書の言葉が「島」や「伝説」をイメージさせる材料として引用されていますが、物語とは直接関係ありません。舞台は現代であり、それらのテクストは我々の社会が抱える「孤独」や「夢」とリンクしていくこととなります。また、今回のチャレンジシアターのテーマ「音楽」については、現代の確立された意味での「音楽」からは少し離れ、何気ない動きや言葉、関係性などにひそむ「音楽的」なものを、表現できればと思っています。それは瞬間的に生み出されるものであり、とても生々しく、人間らしい音色と言えるしょう。どうぞ、ご期待ください。
プロフィール
2006年4月に結成以降、神戸・大阪を中心に活動している。古典作品の脚色・再演に積極的に取り組んでおり、2006年には宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を、そして2007年にはカレル・チャペックの『R.U.R.』を、独自の世界観を交えた現代的な作品として甦らせた。GRAVITYとは「重力」または「引力」、VANISHEDは「消滅」を意味する。家庭、常識、社会、平和など、当たり前のように我々を取り巻き、守り、束縛しているGRAVITYが消滅した瞬間、人は何を失い、何を得るのだろうか。GRAVITY VANISHEDは、日常からふわりと浮いた無重力の世界で、観客が新しい感覚を発見できるような作品作りを目指している。




