Cinema シネマ情報
夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の100年
- 上映期間
- 2018.12.8(土) - 2018.12.21(金)
- 上映スケジュール
- 12.8(土)、15(土)14:40
12.9(日)、16(日)10:45
12.10(月)、12(水)14:40 ※11(火)休
12.13(木)、14(金)12:40
12.17(月)、19(水)12:55※18(火)休
12.20(木)、21(金)16:50 - 料金
- 一般1500円、学生1400円、シニア1100円
- 監督
- 今井友樹
- 上映分
- 66分
- 制作年 / 国
- 2018年/日本/配給:イメージ・サテライト
- 公式サイトURL
- http://www.kyosaren.or.jp/yoakemae/
今から100年前 精神病に有効な治療法が無かった時代
座敷牢に幽閉された精神病者を救おうと奔走した一人の男がいた
「我が国十何万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸の外(ほか)に、この国に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし」ーー
精神疾患のある人々が置かれた状況を100年前にそう表現した、精神科医・呉秀三。
1918年(大正7年)、東京大学医学部精神科の教授だった呉は、当時の精神障害者の多くが自宅の座敷牢に閉じ込められていた「私宅監置」の実態を調査し、不衛生さ、衣食の提供や監護の不足などを報告書「精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察」で報告しました。
当時は精神障害者を収容する施設が不足。1900年に制定された「精神病者監護法」により、多くの精神障害者は自宅の座敷牢に幽閉されていました。
呉はそうした実情を憂い、状況の改善のため奔走し50年の監護法廃止に繋がりました。
しかし、現代においても、精神病に対する誤解や偏見、差別に起因する監禁事件などが起こっている状況が続いています。
呉は、調査報告書の中で、精神障害者が置かれている実態を指して、「この国に生まれた不幸」「この国目下の急務」と言い放ちました。
呉の業績と調査報告書が発するメッセージはまるで予言者であように、隔離処遇、身体拘束など当時問題にしたテーマの基本は、現代の精神医療の実態にそのままあてはまります。
作品では、現代の精神障害者の問題にはどのようなものがあるか、呉の生涯や残した論文から何を学ぶのか、呉秀三の研究者や座敷牢問題の調査を進める大学教授らのインタビューなども交え、近代日本が歩んだ精神科医療と精神障害者の歴史をひも解いていきます。精神障害者の医療や福祉改善に取り組む「日本精神衛生会」と、障害者福祉を支える「きょうされん」(旧:共同作業所全国連絡会)が、呉の「私宅監置」報告書から100年を機に製作し、ナレーションは女優の竹下景子が担当している。
(C)「呉秀三記念映画」製作委員会/2018
基本料金
一般 | ¥1,700 |
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学生(大学・専門学生) ※学生証のご提示が必要となります。 |
¥1,400 |
学生(高校・中学・小学生) ※高校生以上の方は、学生証のご提示が必要となります。 |
¥1,000 |
シニア(60歳以上) ※年齢確認ができるもの(運転免許証等)のご提示が必要となります。 |
¥1,100 |
夫婦50割引(どちらかが50歳以上) ※年齢確認ができるもの(運転免許証等)のご提示が必要となります。 |
ご夫婦で¥2,200 |
かぶっクラブ会員 ※かぶっクラブ会員証のご提示が必要となります(ご購入はご本人様分に限ります)。 |
¥1,300 |
障がい者割引 ※障がい者手帳のご提示が必要となります。 ※付き添いの方は1名様まで¥1,000でご鑑賞いただけます。 |
¥1,000 |
特別鑑賞料金
モク割サービスデイ(毎週木曜日) | ¥1,100 |
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チケット販売について
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- 料金は上映作品によって異なる場合がございます。
- 特別興行の際は料金変更、割引適用外の場合がございます。
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