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映像空間をつくることを考える。映像というくくりはいったい何なのか本当のところわからない。私は誰でも、映像をもって歩いていると思う。何かを考えるとき、見るとき、思うとき全て自分というファインダーからのぞく。そこから見える、出てくる答えはその人のひとつの状態。その状態=映像。映像を考えるということは、おおげさに言えば、しっかり生きることだ。映像をつかって作品をつくる。その時何も見ない人は、映像を持ち歩いてることを気づかない。映像を常にもち歩くことを意識している事が大事。瞬間的に、その一瞬が作品になるなんて考えられない。もっと複雑な経路をたどっていく。その瞬間は、映像へつながる、ひとかけらにすぎないそのひとかけらたちが、ユニット・ユニットとなって映像ははき出される、そういうもんだと思う。私はそのかけらのあつまりを提示したい。一瞬になんてかけるものはない。もっとダラダラと過ぎていくその中に一瞬はある。
(※この略歴、文章はアートアニュアル'98パンフレットに記載されたものです)
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