池上恵一
keiichi katagami



profile
1972年生まれ
大阪出身
京都精華大学大学院美術研究科修了

-------グループ展歴-------
1995 「“凝り”との出会い」展(ギャラリー16、京都)
    「体の薬局」(展信濃橋画廊,大阪)
1996 「Health Study」展
    「ノンストップ新陳代謝」展(キュービックギャラリー、大阪)
    アートナウ’96(兵庫県立近代美術館、神戸)
    アートアニュアル’96(神戸アートビレッジセンター、神戸)
1997 「Stress Love」展 (キュービックギャラリー、大阪)  


works
タイトル:「care models

制作年:1996

comment
 私は幼少の頃、腎臓の病気にかかり、人工透析もあり得る中、父が強引に食事療法で完治させてくれた時から「身体の健康」に興味を持ちました。人間の神秘的ですばらしい身体機能からよりもむしろ、身体の曖昧さ、不完全さから学び得ることが多いという考えから様々な人々の持つ「健康感」、「ストレス」などを調査、視察し、それらの研究をもとにまず、身体の表面 に現われる“体のトラウマ(ストレスの形)”を作品化させることからはじめています。

 幼少時の病気完治後、東洋医学、予備医学、食事療法などに興味を持ちながら、美術を専攻するきっかけとなったのは、身体の真理に近づくことが世界を知る最も確かな方法であるとしたルネサンス以来の西洋美術の身体の系譜(系図)との出会いであった。その中でも何に一番関心を持ったのかと言うと、先代のアーティスト達の作品は全て、その時代に分からなかったことや不安感、未来に対する考え方を不可思議な身体に例えた点である。

 私にとって現代に生きるさまざまな人々の持つ「健康感」「ストレス」の実例、“体のトラウマ”に着目することが現代を認識できる最も確かな方法であり、来る未来に対する最も明快な時代性、人間性のドキュメンタリーになると確信している。

(※この略歴、文章はアートアニュアル'96パンフレットに記載されたものです)