中西 信洋
nobuhiro nakanishi



profile
1976年生まれ
福岡県出身
京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
立体、インスタレーション

---------個展歴---------
1999 「KOUBUTSU」展 神奈川/cafe shannon
2000 大阪/SAIギャラリーwall

-------グループ展歴-------
2000 「wool in wool iwate」 岩手/小岩井牧場
2000 「Boomerang Art Project in Kyoto」 京都/京都アートセンター
2000 「FEED BACK」one day gallery project 京都/ギャラリーそわか
2000 「EGO berry」 愛知/名古屋芸術大学
2001 「Boomerang Art Project in Bremen」 ドイツ・ブーメン/GAK
2001 「身振りの遍在」展 大阪/Oギャラリーeyes
2001 「drawings 2001/part1」 京都/ギャラリーそわか


works
タイトル:家族の服
サイズ:5(m)
制作年:2000
素材:フエルト、ロープ
撮影者:寄神 くり

comment
 先日、小学校三年生から六年生までの三年間を過ごした地に、引っ越しして以来初 めて行って来ました。私にとって、自分が子供時代を過ごした土地の記憶はそのまま にしておいた方が良いような気がしていたのですが、迷った結果、行ってみる事にし ました。
 行ってみたところ、思っていたよりも変わっていませんでした。もちろん、家のま えに新しいマンションが建ったり、駅前がきれいに建て替えられたりしていたのです が。子供の頃に歩いた道のりや、川沿いにあった公園等は、そのままでした。
 昔に戻ったような気分で、記憶をたよりにあちこち歩き回っているところで、ある ポスターが目に入ってきました。小泉さんが写っている自民党の選挙ポスターです。 急に現実に引き戻されました。それまで記憶の中で、ふわふわと揺れていた周りの風 景が、一枚のポスターによって、突然現実のものとして目の前に現れたような気がしました。
 普段の、生活の中でも時々そのような現象が起こります。そんな時、自分の過ごしている時間の大半が、いかに空想の中にあるかという事に気がつきます。

 私にとって作品とは、見えている目の前にあるものだけではなく私自身の過去、現在の生活とを含めた上で成り立っているもの、 さまざまな場所に、いろんな方法を使って見せることを続けることで、目の前にある“物”を通 りぬけ、それらに共通して残ってくる何らかの感情の様なものを導き出す為のものだと考えている。


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