『またのぞき』の展覧会記録集が完成しました。

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2014年11月1日(土)-11月24日(月・祝)まで神戸アートビレッジセンターで開催した若手芸術家・キュレーター支援企画「1floor 2014『またのぞき』」の展覧会記録集が完成しました。プロジェクトの始まりから終わりまでを振り返って新たに執筆した出品作家によるコメントや記録写真と共に、160ページに渡って展覧会を追体験いただけるような内容となっています。本展のドキュメントとしてお楽しみいただければ幸いです!

◎「1floor 2014『またのぞき』」展覧会記録集
仕様:A5カラー・モノクロ/160ページ
定価:800円(税込)
編集:伊藤まゆみ
デザイン:近藤 聡 中野真希(明後日デザイン制作所)
作品撮影:表 恒匡
発行:神戸アートビレッジセンター
問合せ:078-512-5500(神戸アートビレッジセンター)
●購入方法:当館1Fインフォメーションにて販売。
●メールオーダー方法:お名前、メールアドレス、商品名、住所、電話番号、希望数を記載の上、art@kavc.or.jpまでお申込下さい。センターより振込先を明記したメールをご返信致します。ご入金を確認後、発送致させていただきます。(振込手数料はご負担願います)

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Blog:11/24(月)作品搬出

展覧会が19時で終了した後、作品の搬出を行いました。
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人気の高かった貴志さんのガラスケースの作品も作品、台、ケースを個別に梱包していきました。
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内田さんはギャラリーで搬出中です。「手垢登録用紙」をコツコツ回収していきます。
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壁に貼りだされた手垢登録用紙は会期中、日を追うごとに増えていきました。
手垢登録をしていただきました皆さまありがとうございました!
「余白書店」の活動は引き続き継続していきますので、素敵な手垢本を見つけたら是非また手垢登録してくださいね。登録はオンラインでも可能です。
http://www.iamas.ac.jp/~seirau12/yohakunakama_beta/

本展での一番の大物、貴志さんの作品「部屋」も解体されていきます。
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梱包作業は進みます。
展覧会の受付まわりも片付けられ、次第に通常のKAVCの1階の様子に戻っていきました。
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展覧会のオープンから会期終了まであっという間でした。ご来場頂きました皆さまありがとうございました。展覧会は終了しましたが、これから展覧会記録集の制作が始まります。来年2月完成予定ですのでどうぞお楽しみに。
そして、内田聖良さん、貴志真生也さんの今後の活躍にもご期待ください!
(KAVCスタッフ:Y.O.)
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Blog:11/23(日)「ゲストトーク」(ゲスト:福永信)

展覧会の関連イベントとして小説家の福永信さんをお招きしたトークイベントを行いました。
この日初対面のお三方。トークの打合せの後、なにやら皆さん順番にパソコンに向かっています。
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実はイベントに先駆けて、3者の筆談によるミニ座談会が行われていたのでした。こちらの座談会記録はトークの参加者にお土産として配布されました。

いよいよトークイベントがスタート。
最初に参加者の皆さんには、1roomに集まりいただきましたが、福永さんの号令の元、トーク開始早々移動です!
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今回は「またのぞき」展の“思い出の地ツアー”のごとく、プロジェクトで使用した館内の施設を移動しながら、福永さんから作家のお二人の制作や搬入の裏話が引き出されていきました。促されるままに、参加者はKAVC内を巡っていきます。
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まずは1階・搬入口。こちらは普段お客様が出入りしないKAVCの裏側です。
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搬入口のすぐそばにギャラリーに続く大きな扉があり、搬入日には2トントラックから貴志さんの荷物が展示空間へ運び入れられました。
ここでは作家のお二人に展示場所の決め方や搬入時の過ごし方などをお話ししていただきました。
福永さんはこの日初めて展示をご覧になってお二人の作品が「まるでルームシェアしているようだ」と表現されていましたが、実際にやりとりなどを聞いているとその絶妙な距離感が展示空間で感じた印象と合致したと納得されていました。
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場所を移し地下1階・スタジオ3へ向かいます。
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普段は音楽の練習などでご利用頂くことの多い防音部屋ですが、今回は木材加工や研磨など大きな音のする作業に使われました。貴志さんのアシスタントが5時間くらい(!)樹脂を磨いていた場所です。
アシスタントと一緒に作品を作る貴志さんですが、内田さんも「余白書店」の活動ではお友達の存在がとても大きいそうです。
福永さんは今回の出演にあたり初めて「余白書店」の活動を知り「自分がこれを思いつきたかった!」とおっしゃるほど活動に興味を持ってくださいました。
ご自身でもお持ちいただいた手垢本はお仕事で使用された膨大な書き込みのある文芸雑誌です。
福永さんファンにはかなり貴重な一品なのではないでしょうか?

そして一行は3階へ。
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たどり着いたのは3階・会議室1。
出展作家のお二人とKAVCスタッフが顔合わせをして第1回ミーティングを行った場所です。
最初に、内田さんの展示で使われた数字入りのカラフルな押しピンが参加者にお土産として配布されました。誕生日やラッキーナンバーなど皆さんお好みの数字を選んでいましたよ。
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第1回ミーティングの思い出は、お二人とも「緊張した!」と声をそろえていました(笑)。
福永さんからは作品制作についてより深い質問が飛び、素材選びや、今の制作スタイルに至るにあたって学生時代に考えていたこと、先行世代をどう意識しているのか等を作家のお二人にお聞きしました。
福永さんも世代やジャンルは違えど、制作者として共感する部分が多くあるとご自身のお話を交えながら、アーティストトークさながらに密度の濃い話が展開されました。
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再び、展覧会場でもある1階・1roomへ。
今回ご予約いただいたお客様には福永さん、貴志さん、内田さんよりサイン付きのお土産入り封筒がプレゼントされました。
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小説家の福永さんは質問の切り口が新鮮で、それを受けて作家のお二人から出てくる言葉も初めて語られる内容が多かったように感じます。
場所を移動しながら展覧会を振り返っていく一風変わった形式で行われたトークイベントでしたが、笑い声も起こる和やかな場面を持ちつつ、美術作家と小説家というジャンルの垣根を越えたトークでは充実した内容がお届けできました。
終始、福永さんのトーク術にいざなわれるように参加者の皆さんにはいろんな表情を楽しんでいただけたのではないかと思います。
福永信さん、ありがとうございました!
(KAVCスタッフ:Y.O.)

Blog:11/2(日)KAVC倶楽部のひとつぼワークショップ「あなたの余白書店をつくろう」

古本における書き込み、シミ、落丁、におい等の「手垢」を個性・性格と考えプラスポイントとして評価する活動「余白書店」を行っている内田さん。
今回は参加者の皆さんに余白書店員になっていただき、支店を展覧会場に作っていただくワークショップです。
最初に内田さんから余白書店についての説明をしていただきました。
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まずは手垢本探しからスタートです。
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参加者の方が持参された本の中には、子どもの頃に読んでいたボロボロだけど愛着のある絵本、古本屋で見つけた前の持ち主が書き込んだであろう解読できないメモ付きの本、長年捨てられずにいた珍しい乱丁本など様々な手垢本がありました。
「この本は今日のために捨てずにいたようなものです。」と嬉しいお言葉をかけてくださる方も!
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皆さんそれぞれ見つけた手垢を見比べては楽しんで作業されていました。
見つけた手垢本は手垢登録用紙に手垢の名称を決めその特徴と共に記入していきます。
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その後、参加者それぞれの余白書店の支店を作るべく、本のディスプレイやポップの作成を行いました。
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選んだ手垢の傾向や、本のセレクトは多種多様でバラエティー豊か。
アピールポイントが書かれたポップは実際に本に取りたくなる強力な宣伝ツールであることを実感しました。
それぞれの支店名も魅力的ですよ。
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最後に出来上がったご自身のお店を書店員としてプレゼンしていただきました。
今回のワークショップでは本好きの方が集まられ作業の最中も、手垢本の話から始まって、思い出話や豆知識、本にまつわる様々な話で盛り上がりました。
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完成した支店は、ワークショップ写真のスライドショーと共に会期中ご覧いただけます。
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手垢本の登録は展覧会をご覧のお客さまも参加していただけます。ご登録いただいた登録用紙は随時展示していきますのでぜひ参加してみて下さい。
展覧会は11月24日(月・祝)まで続きます!
(KAVCスタッフ:Y.O.)

Blog:11/1(土)オープニング

本日より1floor2014「またのぞき」がスタートしました!
本日は、展覧会のオープニングイベントとしてアーティストトークを開催しました。このトークはKAVCが定期的に開催しているトークサロン「地域交流プロジェクトひと×間(ひとま)『ハナソ』」の15回目として行われました。
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作家のお二人には実際に展示会場を巡りながら作品について解説していただきました。 内田さんが展開する余白書店プロジェクトのお話ではお客様も本を手に取りながらトークに耳を傾けていました。
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貴志さんはご自身の制作における「イメージ」についてを中心にお話しされました。
意表をついた場所に展示されている貴志さんの作品に、びっくりされるお客様もいらっしゃいました。
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アーティストトークに続いて行われたのは交流会を兼ねたオープニングパーティーです。
今回のケータリングはgeco-ya食堂さんにご用意いただきました。
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味はもちろん見た目にも美しくお客様に大好評でした。
作品が置かれているコミュニティースペース・1roomも皆さんの交流の場として機能していました。
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21時30分まで続いたパーティーではお食事を楽しみながらお客様から作家お二人への質問も飛び交い、賑やかな展覧会の幕開けとなりました!
(KAVCスタッフ:Y.O)

Blog:10/31(金)搬入3日目

搬入最終日。
内田さんエリアでは、ついに古本が本棚に並びました。
屋号の旗も設置され、内田さんエリアは一気に本屋さんの雰囲気に!
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その後は細かい作業が続き、仕上げ段階です!縫い物をする内田さん。
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オンライン環境も整えます。
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1roomにもじょじょに貴志さんの作品が。
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作品の設置された位置を微調整。
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工事現場さながらギャラリーを埋めつくすほどあった工具や材料が一掃され、展示空間には作品のみが残されました。照明を入れると、一転、素敵な空間が現れました。
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始めはバラバラに感じられた内田さん、貴志さん二人の作品が、ゆるやかに融合したように感じました。どのような展示に仕上がったのか、是非、会期中足を運んでご覧いただければと思います!
(KAVCスタッフ:M.Y.)

Blog:10/30(木)搬入2日目

本日も朝から内田さんが現場入り。
昨日から制作していた本棚を仕上げ、今日は壁に取り付けていきます。
ギャラリーに本棚が現れると、だんだんと雰囲気が出てきました!!

本日はインターンの鈴木さんも搬入に加わり、内田さんの作品となる古本の整理や選別を行いました。沢山の古本に囲まれての作業。興味深いタイトルを前に読みたくなる気持ちを抑えます・・・!
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続いて、カラフルなピン作りも行いました。樹脂に数字が刻み込まれているのですが、なんとこの数字もレーザーのカッティングマシーンを使った内田さんの手作りとのこと。キラキラと可愛らしいピンは、一体どのような展示に使われるのでしょうか?!期待が高まります。
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作品のポイントとなる「手垢登録用紙」の印刷や壁面設置も行いました。金槌の音が響きます。
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こちらは貴志さんサイド。本日も前半は貴志さん不在です。
しかし、本日も強力な助っ人が来て下さり、作業がどんどん進んでいる様子。
沢山の材料に囲まれて、作業中。
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遠方にいる貴志さんとは、メールで相談や指示を受けているとのことでした。
ギャラリーの裏側でも長時間頑張って下さりました!
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外も暗くなってきたころ、待ってました!貴志さんの登場で、一気に作業が加速します!
壁面に絵画を設置中の貴志さん。
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大掛かりな木工作業が続きます!
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搬入も残す所あと1日!
深夜まで、お疲れ様でした!
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(KAVCスタッフ:M.Y.)